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『大橋ジャンクション』のフルコース。【後編】 [首都高]

大橋ジャンクションを巡った【前編】の続きを報告する。
【後編】は地下深くシールドトンネルに潜るぞ。

1階のジャンクションを左回りで地下にむかって歩いていく。新宿方面から渋谷方面に向かうループで開通すると向こうから車が向かってくる感じだ。たぶん。
この段差はなんだろう?
121420.jpg
ポイントA



しばらく歩くとシールドトンネルが見えてきた。
アンダーグラウントな感じにわくわくするぜ。
121421.jpg
ポイントB


シールドトンネルがすぐそこに見えてきた。
なんとなくちっさく見えるけどトンネル経は12.65mもある。1/3は下に埋まっていて見えないのだ。下には排気・送気のダクトがありシールドトンネル内の空気を循環させる仕事をしている。つーか,ここってもしかして大橋立坑じゃね?
121422.jpg
ポイントC 外回り


2年前(右)と1年前(左)の大橋立坑の姿。
右写真が回転したシールドマシンが下のシールドトンネルを掘る準備をしてるの図。
赤茶色したドカンみたいな筒がシールドマシンだ。
左写真が掘り終わって穴が開いてる図。つーことはだな…。
121423.jpg上の穴の横が今立ってるとこっぽいぞ。写真だと宙の上ってことになる…。つまりここはシールドマシンを回転させたバカでかい大穴の跡地のようだ。


今日はシールドトンネルにも入れちゃうプレミアム見学会。
あっけなく入っちゃったけど貴重な体験だ。
セグメントはすっかり化粧されて色白になっていた。壁一面に貼られてるのは耐火パネルで1200℃以上の温度にも耐えられる。もし火災が発生してもセグメントに被害がないようになっている。壁面にへばりついてる配管は完成時に安全を守る色々な設備のためのもの。火災を消火する水噴霧設備,トンネルを照らすLEDライト,走行を監視するテレビカメラ,情報を伝えるスピーカーなどだ。
121424.jpg
ポイントD
ちなみにトンネルのてっぺんに見える四角いのが排気ガスを換気所に送る排気フリュー。道路の一番下に開いてるのが送気のダクト穴だ。


トンネルの奥には優雅な曲線美。S字がたまんなくかっけー。
よく見ると上下左右にくねってないか?こんなことができるのは大橋シールドを掘削したシールドマシンが中折れ式で左右3.2度、上下0.5度曲ることができるからだ。中折れってのは胴体の真ん中がちょっと折れ曲がるってこと。
121425.jpg
ポイントE 外回り


脇にある螺旋階段でさらに地下へとぐるぐる降りる。見下ろすと結構深いぞ。
この階段はシールドトンネルの上線と下線をつなぐ非常階段。普通のトンネルならば左右に並ぶが大橋シールドはトンネルが上下構造になのでこのようなシステムなのだ。みどころポイントのひとつである。
121426.jpg


せっかくの螺旋階段を隊列から遅れ気味だったこともあり急いで降りてまった…。
螺旋っぷりの写真を撮り忘れちゃったよ。もったいねぇ。
121432.jpg
ポイントF



地下に到着して本線に出てみると奥には赤と黒の柱がある。これは将来,品川線との合流ポイントだ。接続するときにスムーズに工事ができるようにしているそうだ。
121427.jpg
ポイントE 内回り



無機質な光景が広がっていてトンネルの先はどっか違う時空になっちまうんじゃないか?というくらいSF的で荘厳な雰囲気さえする。そのためか序盤は写真をガシガシ撮っていた参加者も神妙な面持ちでもくもくと歩いてる。ん?もしかして,たくさん歩いて疲れただけ?
121428.jpg
ポイントG


シールドトンネルを抜けた先がここで3枚目の写真のちょうど真上にあたる。壁面には1R(リング)の印が。シールドマシンは松見坂立坑から大橋立坑に向けて掘削したはずなんだけどなぜかここが1リング。なんでだろ?
シールドマシンは掘り終えると胴体がトンネルの一部になることもあるんだけど大橋シールドくんは抜き出して解体されている。
121429.jpg
ポイントC 内回り



この分厚いコンクリートはシールドマシンが再発進するときに反力としてつかった壁。
シールドマシンは前に進むときに自分で組んだセグメントを支えにして進むんだけど発進のときはセグメントがないからこのような壁を支えにして発進したのだ。
121430.jpg
ポイントH



この部分は開削工法のポイント。開削ってのは地上からガシガシ堀って作ったってこと。なんでわかるかというと形状が違う。
トンネルが四角いなら開削,丸ければシールドなのだ。
中央環状線が開通した通るときに気にしてみようぜ。(今,開通してるとこでも見れる)
121431.jpg

参加者に配られたパンフレットの中に『大橋ジャンクション工事ガイド』という冊子があった。前回もらったと思っていたら,おっとver.2だぜ!
ver.1より分厚くなって紙も上等になってるじゃないか。肝心の内容は工事についてイラスト・写真を惜しみなく使い各工事ごとに詳しく書かれていて興味深い。一部の参加者(何回も来てるオレとか)にはバイブル的存在だ。勝手に公開するのはまずそうなんでやめとくけど首都高ページでPDFとかにして公開すればいいのに。


現場という日常の舞台裏でどこでも撮ってよしの自由時間スタイルの見学会を何度も開催してくれた首都高さんには感謝です。今後も工事真っ最中の品川線や横浜環状北線などで見学会の開催を期待してます。

大橋ジャンクションでは首都高講座で須長さん,田中さん。プレミアム見学会で高橋さん,平井さんに隈なくいろんなとこを案内してもらえて詳しくなりました。どうもありがとうございました(もちろん他のスタッフさんも)
道路に赤と青の行先ペイントや速度標識,非常設備ができあがった頃にもう一度じっくりと見せてもらえるといいなぁ。ご連絡お待ちしてます。

調査報告は以上だ。


一緒に参加した皆さんを再び勝手にリンクしてハブ・ブログになってみたぞ。
参加者それぞれ見てるところや撮ってる写真が違っていて興味深い。

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あとは,ブックマークSiteのラジエイトさん。


後編も参考までに写真を撮ったポイントの地図を添付する。
写真下のポイント◯ってとこ。
まるっきり地下なので座標が思いっきりずれてるかもだけど雰囲気ってことで。
jct_map_b.jpg


大橋ジャンクションを見学してみたいひとは開通前に一般公開を予定しているようだから是非とも見学に行ってみてほしい。首都高が本気で取り組んだエコロジーでセーフティーな大橋ジャンクションを歩けるチャンスを見逃すな。

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『大橋ジャンクション』のフルコース。【前編】 [首都高]

2010年3月に開通予定の中央環状線山手トンネル(3号渋谷線~4号新宿線)
今回で3回目となるブロガー限定プレミアム見学会のステージはそんな開通がそこまで迫った大橋ジャンクション。プレミアムに相応しく
“大橋ジャンクションのフルコース”
を堪能してきたぞ。

まずはPRルームに集合。ラッキーな見学者は20名くらい。
大橋ジャンクションの説明が始まるとさすがはブロガー達。
すかさず熱心にメモをとってるぜ。
ヘルメットを装着してちょっと現場に入っただけでさすがはブロガー達。
すかさず立ち止まり撮影開始だ。
あれー?スタッフが独りぼっちで先に行っちまってるぜー。まってー。

まずは右手に見える大橋換気所に潜入だ。
左側のビルはプリズムタワーでもう人が住んでる。
121401.jpg
ポイントA


換気所内にはデカイ換気ファンが9基。3基で1チームを組みイエローチームは排気を担当(排気は大変だから2チーム)でブルーチームは送気を担当している
換気ファン室に入ったら,なんか声の通りがおかしかったのは壁面が防音壁で囲まれているからだ。運転すると相当でかい音らしいけど相当いい働きらしい。うるさいと言っても防音対策はバッチリで騒音が外に漏れる心配はなし。上部には筒型のサイレンサーが備わっていて建屋上部の開口部からも騒音が漏れることはない。

こちらがイエローチーム。
排気をイメージした黄色だけど換気ファンを通る空気はすでに浄化されたクリーンな空気が通る。空気の流れは下から上に流れて45m上の大橋換気所のてっぺんに向かう。
ちなみに縦型の換気ファンは大橋換気所だけ。建屋が煙突の役目にもなってるから煙突もなし。神山町換気所代々木換気所などの換気ファンはみな横に寝そべってるけど仕事が楽で横になってるわけではない。

121402.jpg
ポイントB



こちらが送気担当のブルーリーダー。きれいな空気をイメージした青色だ。
空気をジャンクション内に送るのが仕事で空気の流れは上から下に流れるのだ。
121408.jpg
ポイントB



地下には高機能SPM除去装置と低濃度脱硝装置が設置。
ジャンクション内の排気ガスまみれの空気をクリーンにして大気に戻す巨大な空気清浄機を見に行くぞ。

排気ファンでひっぱられた空気はまずここを通る。つまり空気が一番ヤバイとこだ。空気の流れは手前から奥に向かった先に登場するのが高機能SPM除去装置
目に見えないくらいの浮遊粒子もエレクトロパワーでひっつけて逃がさない。
それでは扉のなかにはいるぞ。
121403.jpg
ポイントB地下


SPMを除去された空気がやってくるのが低濃度脱硝装置
ここで二酸化窒素を90%除去する。
低濃度脱硝装置を通ったあとの空気はきっと山手通りの横を歩くより澄んだ空気に違いない。この装置のある部屋は稼働すると物凄い風が吹くらしい。
121404.jpg
ポイントB地下


この活性炭で二酸化窒素を除去。働きすぎて汚れてもジャブジャブ洗って再生できるエコな設備。洗うメンテナンスもここでできるから24時間とまらない高速道路には効率のよい設備だ。
121405.jpg
ポイントB地下


もっとよく知りたくなったら「中央環状線 低濃度脱硝設備について」をみてくれ。イラスト付きでわかりやすく説明している。環境にやさしい中央環状線っぷりが判るぞ。


脱硝設備の奥は行きどまりで上をみるとフィンがみえる。
実はこの上にさっきの排気ファンがあってキレイになった空気は上に流れていく。
(さっきからピーピーうるさいと思ったらイヤホンが電池切れだ…。)
121406.jpg
ポイントB地下



換気所のなかはドラマのロケに使われそうな独特な雰囲気。無駄に広いように見えるけど装置が故障した時などに備えて重機が作業できるスペースを設けているからなのだ。
121407.jpg


換気設備を見たあとはジャンクション本線へ。
開通したら二度と歩けないループをずんずん歩くぞ。
道路にバンク(傾斜)がついていて車が走りやすいだろうけど人は歩きにくい。
ここは渋谷線から車が流入してくるとこだから逆走して歩いていることになる。

ジャンクションは舗装の真っ最中。ちなみにできあがったら舗装の厚さは8cmだ。
一見同じように見える舗装も違いがあるぞ。ループやトンネル内はすべりにくい舗装。その他は床板がコンクリートか鋼材かによって,交通量が多くなってもたわまないような舗装や雨が浸透しやすい舗装にしたりと考えられている。
121409.jpg
121410.jpg
ポイントC



ぐるぐると逆走していくと渋谷線に近づいてきた。
天井のルーバーを見てくれ。隙間があいてる明るいだろ?これはトンネルに突入するドライバーを暗さに徐々にならしていくように羽根材をつけて明るさ調整しているのだ。隙間のさじ加減で太陽光を調整する照明を使わないエコシステム。さすがはグリーンジャンクション。
121411.jpg
ポイントD



上から見下ろすとこんな感じ。左側の黒いルーバーがさっきのとこだ。反対に右側の白い屋根は覆蓋(ふくがい)区間で密閉されてる。こっちのジャンクションから流出する道。排気ガスも外に出てってしまわないように密閉してるのだ。さらに空気の流れで外にいかないようにさっきのイエローチームが誘引してる徹底ぶり。
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ルーバー区間の横の扉からでると大橋ジャンクションの端っこ。はじめてきたぞ。
プリズムタワーとの連絡通路。工事の人がプリズムタワーから仕事にくるときに渡ってくるのではない。将来,公園になったときの連絡通路でこの先には専用エレベーターがあるそうだ。
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ポイントE



ここからみると換気所はまるごと足場に囲まれていてアートな感じすらする。
121413.jpg


天空の大橋キャンパスには地元の小学生の描いた絵があったぞ。全景が撮れなかったので東京SMOOTH Diaryの大橋ジャンクション屋上キャンバス【東山小学校編】
【菅刈小学校編】の記事を見てくれ。
121414.jpg
ポイントF



そして今日も…。東京タワーがいっぱいあるぜ!
空が広くて緑化された公園になったら気持ちが良さそう。
121416.jpg
ポイントG

どうやら屋上は首都高さんの計らいで暗くなる前に見学させてくれたようだ。
そうとも知らず思い思いのペースで写真を撮りまくっていた参加者たち…。あまりにもバラバラに見学しすぎて自由見学状態だ。バラけまくっても首都高スタッフの安全管理はばっちり。どうやら勝手な見学者たちの扱いになれていらっしゃるようです。まいどのことながら急かすこともなく存分に見学させてくれる首都高に感謝。

まずは調査報告書の前編をお届けした。
後編は地下シールドトンネルの調査報告だ。


せっかくなので一緒に参加した皆さんを勝手にリンクしまくるぜ。
まだ記事をアップされていない方はアップ次第リンクだ。
それとTBできる記事にはTB打ち込みました。
※問題のある方はすいませんがご連絡ください。こちらへリンクしていただけるときはお気軽にどうぞ。

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参考までに写真を撮ったポイントの地図だ。写真下のポイント◯ってとこ。
地下とか屋上とか高さがまちまちだが雰囲気ってことで。
jct_map.jpg
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『大橋ジャンクション』のフルコース。いただきました。 [首都高]

2011年3月に開通を控えた首都高中央環状線大橋ジャンクション。
そんな追い込み作業真っ只中の大橋ジャンクションで開催されたブロガー限定見学会に参加してきたぞ。プレミアムにふさわしい見学会に大満足。

ブロカー限定ということもあり本気なカメラ多数。メモをとる人も多数。まるで記者。
そんな中,写真は撮りまくったけどメモとらなかったせいで記事がまとまらねーぜ。
写真と工事ガイドver.2をひろげてるとこだから調査報告書はちょっと待ってくれ。
1214000.jpg

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