So-net無料ブログ作成
  • ブログをはじめる
  • ログイン

今年も地球探査船「ちきゅう」を調査してきたぞ [JAMSTEC]

秋の見学コンボ第3弾は地球探査船「ちきゅう」

映画日本沈没にも出演したJEMSTEC屈指のタレント船で公開があるたびに見学に行ってる。今回も去年に続いて和歌山県新宮港で公開されたぞ。

見学前日の夜に港に行ってみると眩いくらいにライトアップ。ステキすぎ。
101801.jpg
101802.jpg

昼間は一般公開だけど夜は作業をしていた。
デッキクレーンが作業してるのを初めて見た。デカイのに俊敏な動きだ。
101803.jpg


明朝,街並みにすごい存在感で停泊中。
101813.jpg


朝一に並んでブリッジ独り占め作戦を狙って早めに行くとすでに先客多数。
しかも公開がもう始まってる。独り占め作戦は早くも失敗だ。
101800.jpg

まだブリッジも空いてて割とゆっくりと見ることができた。
これはアジマス・スラスタの操縦桿。アジマスとは魚のアジとマスが由来。ではない。
このスラスタは船底に6基備えられてある「ちきゅう」の推進装置。
くるくる360度回転してちきゅうを洋上で一定の位置に固定させる。
101806.jpg

操縦桿。
こんなデカイ船なのに意外とこじんまりとしてる。ちなみにちきゅうには舵はない。
101804.jpg

毎回,撮ってしまうお気に入りの撮影ポイント。
101805.jpg


今日はムーンプールがない、と思っていたら蓋が閉まっていた。
101814.jpg

近くにいたスタッフに突き出てるパイプの正体を聞いてみるとデリックで組み立てたライザーパイプを通すためのパイプだそうだ。ライザーパイプはここを通って海中にドボンするのだ。
101815.jpg

左側に見えるのが黄色いのがライザーテンショナー。
海中に延びるライザーパイプを支え上下の振動を吸収して破断を防ぐ。
IMG_0229.jpg


海底深くから採取されたコア材料はここを通ってラボ区画に運ばれる。
101811.jpg

海底を掘り進むドリルビット。ダイヤモンド製のゴツい固いやつで岩盤により形状や素材を換える。
掘る前にだいたいどのドリルビットを選べばいいか分かるみたい。海底数千m下に降ろしてからやっぱ違った…。だと交換に8時間以上かかったりするからビット選びも楽じゃない。ドリルビットは使い捨てじゃなくて何度も使えるそうだ。(結構高価だし)
1018.jpg

ラボ区画
ここで海底の地層から回収したコア試料を研究する。冷凍や培養したりCTスキャンしたりと研究施設が完備されている。
101808.jpg
101809.jpg

船内にこんなイラストを何枚か発見。
イベントがあると追加されるみたいでどれもセンスがいい。
101812.jpg

プラント工場のような配管。
101810.jpg

クルーのユニフォームはオレンジ
白い船体によく映える。
101807.jpg

噴出防止装置(Blow-Out-Preventer:BOP)
海底に設置されガスや石油など突然の噴出から守る防止する装置。
異常時は遮断弁を閉止て噴出を防ぐのだ。
IMG_0266.jpg


BOPとちきゅうの間につながるのがライザーパイプ。山ほど積まれている。
塗装がボロボロなのもあって海底の凄まじさを垣間みれる。
IMG_0013.jpg

昨年はエラいひとだったけど今年は2日目のためか思った程,混んでいなかった。
その分,クルーにたくさん質問をできたたぞ。
IMG_0058.jpg


Q:採掘中に船が波や風で動いてしまわないのか?
A:いや,動く。
  15mの範囲でなら問題ないように設計されている。

Q:なぜムーンプールと呼ばれるようになったのだ?
A:月がプールにきれいに写ったからと言われている。
  ちきゅうだけでなく採掘船のプールはみな「ムーンプール」と呼ばれている。

Q:航行中でもムーンプールは月が写るくらい波立たないのか?
A:いや,ゆらゆら揺れている。

Q:プールだけに泳げるのか?
A:遊泳は禁止されている。
  ただし熊野灘で採掘中のときにサンマが泳いでいることはある。

Q:釣りはできるのか?
A:釣りも禁止だ。

Q:こんなにデカイ船でこないだの台風のときなどダイジョブなのか?
A:だいじょぶではない。外洋に逃げていた。

Q:クルーは週休2日か?
A:休みはない。12時間交代の2交代勤務で4週間働き4週間休みの繰り返しだ。

Q:交代とは4週間ごとに港に帰るのか?
A:ヘリポートをみてないのか?ヘリで交代する。

Q:映画「日本沈没」を見たがデリックのてっぺんに柴崎コウはのぼったのか?
A:神聖なデリックでとんでもない。あれはセットだ。

Q:ほんとに水深1200mとかで採掘できるのか?
A:できる。ライザーパイプの限界まで可能だ。
  スチールの重さの限界が最深になる。


JAMSTECの技術はホントすげぇ。
もっとたくさんの人が興味を持ってほしい。
調査報告書を結構書いているから興味を持ったら他のレポートも読んでみてくれ。そして11/7のJAMSTEC横浜研究所の施設一般公開にいってみるのはどうだ?スーパーコンピュータ「地球シミュレータ」が公開されるぞ。


まだまだ聞き忘れたことあるなぁ。
JAMSTECの方が見てたら『海洋技術質問受付メールアドレス』とか教えてくれないかなぁ。

nice!(1)  トラックバック(0) 

nice! 1

Facebook コメント

トラックバック 0