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みちのく遺跡調査報告|標高1000mに残る巨大廃墟アパート群 [近代化遺産]

みちのく遺跡調査報告の第二弾は『旧松尾鉱山緑ガ丘アパート』を調査してきた。
ここは東北の軍艦島とも称される廃墟で標高1000mを超すこの地に,かつては15000人もの人々が暮らした雲上の楽園だったようだ。
旧松尾鉱山は八幡平アスピーテラインの途中にある。中和処理施設の看板を曲がると飛び込んできたのがコレ。すげぇな…。見えるすべての建物が廃墟だ。右に見える電線はこの先にある中和処理施設へ続いてる。この先には中和施設しかないから専用の電線だ。
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近づいてみるとコンクリートは,はがれ落ちて鉄骨が見える。
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窓という窓は枠からはずれて何もなし。当然,内部はご覧のように割れたガラス,尖った木屑,ひんまがった釘が散乱。靴底を貫通しそうなモノが落ちまくっていて非常に危ない。ノーマルシューズなので無理はしない。
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向こうに煙突が見える。緑ガ丘アパートは全室スチーム暖房を完備していた近代的なアパートでそのための設備。
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閉山後40年たった今でも立派な煙突。
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煙突の向こうにもう一つ廃墟が。松尾鉱山中学校としてたてられた後,生活学園として使われていた校舎。体育館(左手の建物)が二階建てになっているのが珍しい。
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緑ガ丘アパートに戻ってくる。アパート内を覗くと廊下がまっすぐな続く。まるで遺跡のような風合いだ。
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ここが中央階段。広い空間がぽっかりとあく各棟をつなぐ階段。
この階段の奥には共同浴場があるという。
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アパート群の奥には独身寮があって至誠寮,五寮,桂寮が今もその形を見せてくれる。
こちらは,一番奥にある桂寮。岩手山とのコラボ写真。
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その奥にあるのが中和施設。時間の止まった松尾鉱山の施設の中で中和処理作業を続けている施設。今も毎分18トンも排出される坑廃水は,酸度が高く鉄分や砒素が含まれているためそのまま河川に流入させれない。その坑廃水の中和処理を24時間365日終わることなく続けている。
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今まで見た中で段違いのスケールを感じさせてくれた松尾鉱山。
言葉にならない何かを感じた。

以上で,今回の調査報告を終了する。

周囲一体のマップはここ。高台で見れなかった沈殿池もバッチリ見える。
調査に当たって,現地は非常に危険な状態であったことを記しておく。
携帯も微妙に圏外だしソロ活動なこともあり周囲を見て回る程度の調査。
だって怖いんだもん。

夏場はハチ,秋はクマ(クマ注意の看板あり)が出てきそうな雰囲気だった。
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