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地球深部探査船『ちきゅう』に乗船,調査報告をお届け。 [JAMSTEC]

神戸の六甲アイランドに停泊中の地球深部探査船『ちきゅう』を調査してきた。
おとなの社会見学には申し分ない見学会でこの日限りの一般公開。
海底2500mをパイプで繋ぎ,地球をガリガリと7000mも掘ってしまう超弩級の地球深部探査船『ちきゅう』映画『日本沈没』にも出演したタレント船なのだ。
昨年も新宮の一般公開に行ったけど今回も当然行くのである。

ホテルから神戸の六甲アイランドで停泊中のちきゅうが見えた。
ビルと変わらぬデリックの高さ。やっぱでけぇな。
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昨年の激混みっぷりから今回は早めに現場へ向かう。
30分前に着いたけど,すでに軽い行列ができてる見学会。

さっそく相変わらずのステキなフォルムがお目見え。
ヘリポートとデリック(やぐら)が目を惹く。
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ちきゅうの全体を撮ろうにもカメラに納まりきらない。
全長は210mで新幹線8両相当。なげーよ。
全高は130mで30階建てのビル相当。でけーよ。
下の黒い粒がヒト。どーよ?でっかいだろー。
日本の造船史の中で戦艦大和の次に巨大な船らしい。
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多少,時間が早まっての見学会の開始。
ちきゅう船内に入って居住地区始めの部屋は「ちきゅうLIBRARY」
定番(!?)の沈黙の艦隊はもちろん,古典落語からゴルゴ13まで品揃えは豊富。
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次はちきゅう診療所。薬棚を見て,ん?
普通に売ってるメイドインニッポンの薬が多いぞ。
果たして外国人クルーに効くんだろうか…。
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モニタやレーダーがズラリと並んだブリッジも惜しげもなく公開。
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ホワイトベースのような舵はなくゲーセン級。
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ブリッジからの眺めはヘリポートがあるためにそんなによくない。
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青空に突き刺さるデリックは圧巻。
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海底の地層から回収されたコア試料はここで調べやすいように切断される。
そしてラボ(研究棟)に運ばれるのだ。
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まずはX線CTスキャナー。
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ほかにも様々な研究施設を完備していて,まるで研究所そのもの。
それにしても外国人クルーは無駄にカッコいい。絵になり過ぎ。
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海底深く採掘したコアには危険なガスが含まれている。そこでマスクは必需品。
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居住区もチラ見した。シングルルームでもそこの居住性はありそうだ。
ちきゅうはデカイぶん他の船に比べると揺れが少なく過ごしやすいそうだ。
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っと外を見ると黒い米粒がいっぱいみえる…。もしや乗船待ち?
さっきより,ものすげー増えてるし!
ディスニーランドの人気アトラクション以上の待ち行列…。
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プラント工場のように張り巡っている配管。
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ガンダムの強化パーツのようなものは噴出防止装置(BOP)。
海底に設置する装置で多数の安全弁から構成されて海底からの噴出を防ぐ。
船を守るに重責を担う巨大メカなのだ。
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どんだけ巨大かというとズームアップして人と比較するとよくわかる。
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前回とちょっと見学コースが違っていてムーンプールが見えそうなポイントを通れた。
覗き込むとぎりぎりムーンプールが見えた。
ここからドリルパイプやライザーパイプをおろすのだ。
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これがライザーパイプ。ちきゅうと海底のBOPを結ぶパイプだ。
これをデリックで繋いで海底にぐいんぐんと伸ばしていく。
MAX2500mの深さまで伸ばせる。
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これで見学は終了。非常に満足した一般公開だった。
要所にはスタッフが配置されて質問にも快く答えてくれて非常に好印象。
なかなか見学できないけど機会があったら早めに並んで見学してみよう。
2:30pmに並んで乗船できらのが7:00pmという記事も見た…。
最終的には9200人も集まったようだ。
みんなどうやって見学会を知ったんだろう?
ちきゅうの一般公開に行ってここを読んだ人は是非コメントを。


もっと‘ちきゅう’を知りたくなったら
CHIKYU HAKKEN|CDEX - IODP日本実施機関 -
にアクセス。
今回は見逃したけど次回はなんとしても見たいアナタは,海洋研究開発機構(JAMSTEC)をチェック。他にもたびたび見学会を開催していて,しんかい6500や地球シミュレーターが見れたりするチャンスもある。
メルマガ登録しておけば見逃さないぞ。

これで今回の調査報告を終了する。

グッズも購入。
ちきゅうTシャツとうらしまストラップ。カッコいいです。
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地球深部探査船『ちきゅう』一般公開






地球シミュレーターはどんなカッコしてるんだ? [JAMSTEC]

JAMSTEC(独立行政法人海洋研究開発機構)の横浜研究所が一般公開された。
このJAMSTECという言葉に聞き覚えがなくても「しんかい6500」「ちきゅう」「地球シミュレーター」のどれかは聞いたことがしないだろうか?
JAMSTECは,これらのスーパーマシンを操って世界の海について研究開発しているとこなのだ。

体育館みたいな建物の中に地球シミュレーターがある。
この建物は結構な特別仕様で免震構造,3重シールド処理,耐熱不燃化処理でクーラー完備。お値段も相当なものらしい。
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見学通路から見た地球シミュレーターの写真。
照明はライトガイドという方式でノイズ対策が施されている。
青色の箱が地球シミュレーターで頭についている緑色ランプが起動中で点滅だとデータ転送中。赤だと予期せぬエラーだそう。
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地球シミュレーターの内部見学もあって全7回で各回12名の抽選。
抽選場は人で埋め尽くされて恐ろしく高倍率なのがわかる。
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係員が当たり番号を読み上げても当選者に拍手は皆無。
舌打ちが聞こえてきそうな殺伐した雰囲気だ。
結局4回チャレンジしたけど当たらず…。
そりゃ当選者がすくな過ぎるだろ…。

仕方ないので入口のとこに展示してある元地球シミュレーターの模型を見ておく。
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NECががんばって作っているようだ。
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JAMSTECは一般公開にとても積極的で年間を通していろんなイベントを企画している。
地球深部探査船「ちきゅう」や潜水調査船「しんかい6500」も公開してくれるほど。
またどこか公開のチャンスがあれば参加してみたい。


JAMSTEC 横浜研究所


タグ:JAMSTEC

地球深部探査船『ちきゅう』を調査報告!海底採掘船のデリックは蒼かった [JAMSTEC]

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海洋研究開発機構の『ちきゅう』が待望の一般公開。
おとなの社会見学としては外せないイベントである。
今まで公開日を逃しまくっていただけに前々からカレンダーに丸をつけ準備してた。
ところがまさかの雪模様で到着が危ぶまれたがなんとか和歌山の新宮港にたどり着く。
かなり遠かった…

港に近づくと青色のデリック(やぐら)が空に突き刺さってる姿に迷わず到着。
まるで海上に浮かぶプラントのようなお姿に感激。

順番待ちもすごい人人人
これだけデカイと否応にも注目を浴びているようだ。
小さな子供から老夫婦まで幅広い年代がワクワクした顔で順番を待つ。
乗るときにスタッフがカウントしてる数字を見ると4800ちょい。
あと2時間くらいあるから5500人くらいまで増えそうな勢いだ。

船内はまずひたすら階段をあがる…。エレベータは一機しかないそうだ。
デッキに出ると青空の下,デリックがお出迎え。

操縦室も見学。
写真右側は操舵。自由に触れたのでいじり倒す。※実際には舵はなくスラスタ。
左側がスラスタを動かす操作レバー。前に倒すと進んじゃうのでカバーで保護。
スラスタとは船の位置制御をするスクリューみないなやつで船底に6基ある。
採掘中は海上で波・風・海流に流されないようにする重要な役割を担っている。

地球を掘削する4種類のドリルビット。地質によって形状を替えて使う。
先端のイボみたいに見えるのはダイヤモンド。
固い岩盤をブチ抜くにはダイヤモンドが最適のようだ。ひとつ600万円也。

噴出防止装置(Blow-Out-Preventer:BOP)
海底に設置して掘削中に石油やガスなどが噴出しても大事故にならないように安全弁をつけた装置。ガンダムの強化パーツのようなメカニカルな感じがステキ。

ライザー管
海底4000mに設置する噴出防止装置(BOP)と「ちきゅう」をつなぐパイプ。
長さ27メートル、外径1.2メートル、重さが約27トンもある巨大なドカンみたいなもので
これを何本もつなげて海底へドリルピットを海底に送り込むのだ。

ちきゅうは,みどころ満載で実に興味深いおとなの社会見学だった。
日々,地球を採掘しているカリスマエンジニア達も今日はスタッフ。
何千人の見学者を相手にサービス精神満点でした。
一般公開は稀だけどチャンスがあったら見に行く価値のある社会見学だった。

お気軽に,「ちきゅう」を見たい人は映画「日本沈没」を見るといい。
劇中ではかなりの活躍っぷりのタレント船なのだ。

いい写真を一杯撮ろうと意気込んでいたのだが…。
あまりにもデカくでなかなかフレームに入らねぇ。
広角レンズでも離れないと全体が撮れないデカさなのだ。これはおしり側からの一枚。

今回,見学した地球深部探査船「ちきゅう」のスペックは,JAMSTECのホームページを見ると詳しく載っている。

これで地球深部探査船『ちきゅう』の調査報告を終了する。


地球深部探査船『ちきゅう』が一般公開 [JAMSTEC]

地球深部探査船『ちきゅう』が一般公開される。
映画「日本沈没」で登場してたアノ船である。

甲板に70mのやぐら(デリック)を持ち,ライザー管というでかいストローみたいな管を地球に
突き刺して海底7000mを掘削しちゃうという,なんだかスゴイ世界屈指の採掘船なのだ。

言葉じゃ伝わらんのでIODPから写真を拝借してどんな姿をしているか紹介。

どう?すごくね?船の上にビルが建ってるようなもん。
とてもレアな一般公開なので興味のある人はぜひ見学にいこう。

開催日時は,2008/2/10~2008/2/11。
場所は,和歌山県の新宮港佐野第3号岸壁。
くわしくは,CDEX - IODP日本実施機関 -のホームページで。


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