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『大橋ジャンクション』のフルコース。【前編】 [首都高]

2010年3月に開通予定の中央環状線山手トンネル(3号渋谷線~4号新宿線)
今回で3回目となるブロガー限定プレミアム見学会のステージはそんな開通がそこまで迫った大橋ジャンクション。プレミアムに相応しく
“大橋ジャンクションのフルコース”
を堪能してきたぞ。

まずはPRルームに集合。ラッキーな見学者は20名くらい。
大橋ジャンクションの説明が始まるとさすがはブロガー達。
すかさず熱心にメモをとってるぜ。
ヘルメットを装着してちょっと現場に入っただけでさすがはブロガー達。
すかさず立ち止まり撮影開始だ。
あれー?スタッフが独りぼっちで先に行っちまってるぜー。まってー。

まずは右手に見える大橋換気所に潜入だ。
左側のビルはプリズムタワーでもう人が住んでる。
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ポイントA


換気所内にはデカイ換気ファンが9基。3基で1チームを組みイエローチームは排気を担当(排気は大変だから2チーム)でブルーチームは送気を担当している
換気ファン室に入ったら,なんか声の通りがおかしかったのは壁面が防音壁で囲まれているからだ。運転すると相当でかい音らしいけど相当いい働きらしい。うるさいと言っても防音対策はバッチリで騒音が外に漏れる心配はなし。上部には筒型のサイレンサーが備わっていて建屋上部の開口部からも騒音が漏れることはない。

こちらがイエローチーム。
排気をイメージした黄色だけど換気ファンを通る空気はすでに浄化されたクリーンな空気が通る。空気の流れは下から上に流れて45m上の大橋換気所のてっぺんに向かう。
ちなみに縦型の換気ファンは大橋換気所だけ。建屋が煙突の役目にもなってるから煙突もなし。神山町換気所代々木換気所などの換気ファンはみな横に寝そべってるけど仕事が楽で横になってるわけではない。

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ポイントB



こちらが送気担当のブルーリーダー。きれいな空気をイメージした青色だ。
空気をジャンクション内に送るのが仕事で空気の流れは上から下に流れるのだ。
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ポイントB



地下には高機能SPM除去装置と低濃度脱硝装置が設置。
ジャンクション内の排気ガスまみれの空気をクリーンにして大気に戻す巨大な空気清浄機を見に行くぞ。

排気ファンでひっぱられた空気はまずここを通る。つまり空気が一番ヤバイとこだ。空気の流れは手前から奥に向かった先に登場するのが高機能SPM除去装置
目に見えないくらいの浮遊粒子もエレクトロパワーでひっつけて逃がさない。
それでは扉のなかにはいるぞ。
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ポイントB地下


SPMを除去された空気がやってくるのが低濃度脱硝装置
ここで二酸化窒素を90%除去する。
低濃度脱硝装置を通ったあとの空気はきっと山手通りの横を歩くより澄んだ空気に違いない。この装置のある部屋は稼働すると物凄い風が吹くらしい。
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ポイントB地下


この活性炭で二酸化窒素を除去。働きすぎて汚れてもジャブジャブ洗って再生できるエコな設備。洗うメンテナンスもここでできるから24時間とまらない高速道路には効率のよい設備だ。
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ポイントB地下


もっとよく知りたくなったら「中央環状線 低濃度脱硝設備について」をみてくれ。イラスト付きでわかりやすく説明している。環境にやさしい中央環状線っぷりが判るぞ。


脱硝設備の奥は行きどまりで上をみるとフィンがみえる。
実はこの上にさっきの排気ファンがあってキレイになった空気は上に流れていく。
(さっきからピーピーうるさいと思ったらイヤホンが電池切れだ…。)
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ポイントB地下



換気所のなかはドラマのロケに使われそうな独特な雰囲気。無駄に広いように見えるけど装置が故障した時などに備えて重機が作業できるスペースを設けているからなのだ。
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換気設備を見たあとはジャンクション本線へ。
開通したら二度と歩けないループをずんずん歩くぞ。
道路にバンク(傾斜)がついていて車が走りやすいだろうけど人は歩きにくい。
ここは渋谷線から車が流入してくるとこだから逆走して歩いていることになる。

ジャンクションは舗装の真っ最中。ちなみにできあがったら舗装の厚さは8cmだ。
一見同じように見える舗装も違いがあるぞ。ループやトンネル内はすべりにくい舗装。その他は床板がコンクリートか鋼材かによって,交通量が多くなってもたわまないような舗装や雨が浸透しやすい舗装にしたりと考えられている。
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ポイントC



ぐるぐると逆走していくと渋谷線に近づいてきた。
天井のルーバーを見てくれ。隙間があいてる明るいだろ?これはトンネルに突入するドライバーを暗さに徐々にならしていくように羽根材をつけて明るさ調整しているのだ。隙間のさじ加減で太陽光を調整する照明を使わないエコシステム。さすがはグリーンジャンクション。
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ポイントD



上から見下ろすとこんな感じ。左側の黒いルーバーがさっきのとこだ。反対に右側の白い屋根は覆蓋(ふくがい)区間で密閉されてる。こっちのジャンクションから流出する道。排気ガスも外に出てってしまわないように密閉してるのだ。さらに空気の流れで外にいかないようにさっきのイエローチームが誘引してる徹底ぶり。
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ルーバー区間の横の扉からでると大橋ジャンクションの端っこ。はじめてきたぞ。
プリズムタワーとの連絡通路。工事の人がプリズムタワーから仕事にくるときに渡ってくるのではない。将来,公園になったときの連絡通路でこの先には専用エレベーターがあるそうだ。
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ポイントE



ここからみると換気所はまるごと足場に囲まれていてアートな感じすらする。
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天空の大橋キャンパスには地元の小学生の描いた絵があったぞ。全景が撮れなかったので東京SMOOTH Diaryの大橋ジャンクション屋上キャンバス【東山小学校編】
【菅刈小学校編】の記事を見てくれ。
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ポイントF



そして今日も…。東京タワーがいっぱいあるぜ!
空が広くて緑化された公園になったら気持ちが良さそう。
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ポイントG

どうやら屋上は首都高さんの計らいで暗くなる前に見学させてくれたようだ。
そうとも知らず思い思いのペースで写真を撮りまくっていた参加者たち…。あまりにもバラバラに見学しすぎて自由見学状態だ。バラけまくっても首都高スタッフの安全管理はばっちり。どうやら勝手な見学者たちの扱いになれていらっしゃるようです。まいどのことながら急かすこともなく存分に見学させてくれる首都高に感謝。

まずは調査報告書の前編をお届けした。
後編は地下シールドトンネルの調査報告だ。


せっかくなので一緒に参加した皆さんを勝手にリンクしまくるぜ。
まだ記事をアップされていない方はアップ次第リンクだ。
それとTBできる記事にはTB打ち込みました。
※問題のある方はすいませんがご連絡ください。こちらへリンクしていただけるときはお気軽にどうぞ。

東京SMOOTH Diary(首都高オフィシャルブログ)
独り写真部。
メスライオンのお江戸でござる~(・∀・)ノ
蒼き迷走 - BLUE^ー^HIP
みちくさんぽ
mikan
It's my いろいろ
Ryuの日記の真似
takatanのブログ
読書発電所Annex



参考までに写真を撮ったポイントの地図だ。写真下のポイント◯ってとこ。
地下とか屋上とか高さがまちまちだが雰囲気ってことで。
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『大橋ジャンクション』のフルコース。いただきました。 [首都高]

2011年3月に開通を控えた首都高中央環状線大橋ジャンクション。
そんな追い込み作業真っ只中の大橋ジャンクションで開催されたブロガー限定見学会に参加してきたぞ。プレミアムにふさわしい見学会に大満足。

ブロカー限定ということもあり本気なカメラ多数。メモをとる人も多数。まるで記者。
そんな中,写真は撮りまくったけどメモとらなかったせいで記事がまとまらねーぜ。
写真と工事ガイドver.2をひろげてるとこだから調査報告書はちょっと待ってくれ。
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またまた大橋ジャンクションの下見にいってきた [首都高]

地図ふぇすのイベントで大橋ジャンクションの見学が予約入らずでできたのでいってきたぞ。来週もいくんだけど下見をかねてだ。

またいくの?

といわれそうだがいいのだ。大橋ジャンクションを歩いて見学できるのもあと少し。見れるときに見学するのだ。

見学は地図センターで受付を済ませて現場へ向かう。そして現場の会議室で説明を受けたあとに現場見学となる。
ジャンクションを歩けるかもと思っていたのだが工事の都合で非常階段で登っていく。
途中でジャンクション内部をみせてもらうと火災報知器や消火栓,排気ダクトなどの付帯設備もだいぶ据えついてきていた。
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屋上に到着。ジャンクションの真ん中に換気所を建設していたのがかなり出来上がっていたぞ。換気所まで歩いて渡れるようになっていたりクレーンがいなくなっていたりと屋上の風景も変わっていた。
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天気が良くて東京タワーもよく見える。
つーか,東京タワーが何本もあるぜ!
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防音と排気ガスの拡散を防ぐルーフもほぼ完成。
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屋上をみたあとは非常階段を降りて地上に戻る。そして初公開の換気所にむかった。
コンクリートに覆われてなんだかダムっぽい雰囲気だった。
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これが排気ファンで3基あった。送気ファンも反対側にあり,ひとつの部屋に6基のファンがひしめいている。当然部屋は防音仕様だ。山手トンネルの換気所でみたファンはすべて横型だったので縦型のファンにおどろいたぞ。
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大橋ジャンクションを建設する前からあった場所。
この壁は工事のすべてを見てきたんだろうね。
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見学会はご近所さんや仕事を抜け出したサラリーマン風でなかなかの盛況ぶり。
いよいよ2010年3月に開通する中央環状新宿線が注目っぷりが判る。
開通するとどんな大橋ジャンクションになるのか今から楽しみだ。

来週はジャンクションをぐるぐると完歩できるといいな。
詳細な報告書は来週の潜入見学を待て。


世界最速のおしゃれシールドマシン始動 [首都高]

crown_w.png今日は東京都大成建設さんのご好意で現場を見学できることに。
その現場とは中央環状品川線のシールドトンネル工事現場。発進前のぴっかぴかのシールドマシンをみれる超レアな機会にいつになく興奮気味だ。
#この報告書は再提出したものだ。

見学させてもらった内回り本線は東京都の街路事業として建設されていて品川線が開通すると中央環状の完成だ。
中央環状品川線の役割とどんな便利になるかは東京都第二建設事務所のホームページのなかにある中央環状線を読んでみて。どんなビックプロジェクトなのか判るぞ。


集合場所の現場事務所には本工事の説明パネルが惜しみなく展示されていた。
現場見学の予習にはもってこい。パネル全部を冊子にしたのがほしい。
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見学のナビゲーターは大成建設の西岡統括所長にしていただきました。
柔和な雰囲気の中に現場の匠オーラがでまくってるお方。
嬉しいことに「今日はお時間ありますか?」とフルコースでもてなしてくれるそうだ。
まずは品川線シールドトンネル工事-2について説明してもらった。
余談を挟みながらパワーポイントで詳しくレクチャー。興味深い話ばかりで面白い。
こちらのスキルを確認しつつ説明してくれて判らない用語もその場で教えてもらえた。判らないことは途中でどんどん質問をできたので最後まで非常に判りやすかった。

シールド工事のポイントは3つ。
・工期の短縮 ・トンネルの質向上 ・環境への配慮

これをこなすために『シールドマシンの長距離高速化』『セグメントの耐久・耐火性能の向上』など新しい技術を取り入れている。さすが技術点が決め手で落札しただけに高度技術がてんこもりだ。パワーポイントで最先端のシールドマシン技術を教えてもらった後はいよいよ現場へ向かう。

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立坑の入口を進むと地下にシートに覆われている巨大なシールドマシンが見えた。想像以上にデカイ。組み立ては終わっていて電気系統を整備している最中だ。
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足場をどんどん下って地下30m。見上げると地上は遥か上。
左のが降りてきた足場でド真ん中に写っているのがシールドマシンの後部。
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新品のシールドマシンは“φ12.53m泥土圧式シールド掘進機”
IHI・JFEエンジニアリングが制作したモンスターマシーン。
頼もしい後ろ姿にモンスターの片鱗が伺えるぞ。
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発進するときにシールドマシンを支えてくれるコンクリートの壁。
まずはこの壁に鋼材をかまして進んだ後は組み立てたセグメントを反力にして進む。
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『倣い制御半自動エレクター』と『セグメント空中受け渡し装置』について詳しく聞き忘れてしまったところ大成建設の西岡さんがメールで教えてくれた。
倣い制御半自動エレクターとは既に組みあがった、1リング前のセグメントの位置をセンサーで把握して、このセグメントに倣って調度良い位置に組み立てるセグメントを自動的にコンピューター制御で持っていく機構を付けたエレクターで、この機構をつけることで、隣のセグメントとの段差や、円形のつぶれの少ないリングを組み立てることができます。
なんで全自動じゃないの?というとやっぱり“人間が目で確認”してからOK釦を押して組上げる職人の太鼓判仕様にしたから。全自動にもできたけどあえて『半自動』。半自動にしたは数ミリオーダーの誤差を修正して高いクオリティーを追求するトンネル職人のこだわりなのだ。
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空中受け渡し装置はセグメントを空中で受け渡して時間を短縮するため仕組み。
わずかな時間短縮でも全部で約4500リング×8セグメント(1リング)もあると結果的にとても大きな時間短縮になる。
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外周に数字がふってあるのが高速押し出しジャッキ。円弧上に全部で60本あるぞ。
掘進速度は50mm/minで1ヶ月に567mも進む驚異的な速度。
たぶん世界最速!1リングを一時間で組み立てるのが目標らしいぞ。
※隣で掘っている鹿島建設のシールドマシンは月進400m
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さらにすげーのがこのシールドマシンは8kmの長距離を一気に掘り進んじゃう。
これも世界ではじめての試みで途中に立坑もないから信頼性がものをいう。
長距離掘削を可能とするためにカッタービットをいろいろと工夫している。
まずはカッターフェイスをみてくれ。
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どーよ?おしゃれくね?
五輪をイメージした色使い。(残念ながら東京は落選しちゃったけど)
あまりにも過去に例をみないカラーリングはやや不評のようだけど見学の参加者はみんな声を揃えて。見えないところがおしゃれなのだ。


長距離を一気に掘り進むためのビットの紹介だ。
まずは強化型先行ビット。よーくみるとビットが高低差をつけて配置されているのがわかる。これは高いビットが摩耗したら低いビットが削りだす二段構えの仕組みだ。さらにこのビットはE3種で作られて硬質で耐摩擦性に優れた金属なのだ。
右下の方にちょっと見えるのが最外周レスキュービット。もっとも摩耗しやすい最外周のビットが減っちゃったときにサポートするお助けビット。もしものときの備え。
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次は二重ビット。
摩耗していくとお古ビットがボロっととれてニュービットがでてくる二重ティースビット方式。そんなにうまくとれんのかと思う?ちゃんと実証試験してるからバッチリうまくとれるそうだ。仕組みを考えつくものスゴいけど実現させちゃうのがすげぇ。
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カッターフェイスの裏に控えめに見えるのが土圧計。右下にある小さい丸型やつ。
泥土圧式シールドマシンが安定して掘削するために必要な計器。
左上の黒い棒は掘削した土砂をチャンバー内で撹拌するための撹拌翼だ。
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チャンバーの最下部にはスクリュー。ここから掘削した土砂を掻き出す。
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写真はシールドマシンの発進部。左に向けて掘削を開始する。
NOMSTという新素材コンクリートの壁でシールドマシンがぶち破ってすすむ。
このNOMST壁で土留めすると発進・到達時に地盤の改良をしなくてもよくなった。
壁に穴があいているのは最初に掘削しやすいようにあけてる。(実は開いてなくてもだいじょぶらしい)センターカッター部はフィッシュテール方式。

※Novel Material Shield-cuttable Tunnel-wall System
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地下見学したあとに地上施設を案内してもらう。
移動途中であった作業車のフロントに注目。たしかにデカイことしてました。
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ここは掘削した土砂を海上輸送するためのコンベヤ
船を使って土砂を搬出することでCO2の削減,ダンプ台数の削減による渋滞の緩和など周囲の環境に配慮した施工になっているぞ。
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ここから土砂を船に載っけて一度に500m3を運べる。大型ダンプ約100台分の土砂を一回で運べちゃうのでCo2をたっぷりと削減できそうだ。掘削した土砂は横浜の南本牧で活用されるそうだ。船で運ぶのは簡単なようだけど運搬する許可を取ったり航路を考えたりと前例のないことだけにかなり大変だったそうだ。
111415.jpgよくみると船が岸を壊さないように養生してるのが判る。

この工事はスーパーゼネコンが隣り合わせで工事を進めてる。
真ん中のグリーンシートの左側が大成建設さんで右側が鹿島建設さんのお隣同士。
後ろの現場では大林組も工事をしていてスーパーゼネコンの技術展のようだ。
左側に見える緑色の道路をまたいているのが上の写真の海上輸送用コンベヤだ。デカイことしてるトラックも見える。
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最後に事務所に戻ってカブガブお茶を飲みながら質問タイム。
今回は偶然(!?),“見学のプロ達”と一緒だったこともあって盛り上がった見学だった。
プロ達のつっこんだ質問やオレのゆるい質問にも次々に答えてくれてる。

話を聞いてみて思ったのは,どんな仕事でもやってみてダメならもう1回やってみるか的なところがあるけど土木現場は一発勝負。そんな中でコスト,納期を守り環境,安全に配慮してる。うーむ。やっぱ土木屋はすげぇ。自信と誇りを感じました。

まさに地図に残る仕事
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これからの進捗が楽しみで何度でも見学したい現場。
大成建設の西岡さんは追い込み作業中にもかかわらずたっぷりと時間をかけて案内していただきました。どうもありがとうございました。
本掘進したら後続台車を引き連れた姿を楽しみにしてます。また案内してください。


見学をご一緒した人達のなかにオレが勝手に社会科見学のカリスマだと思っている方が偶然いたので最後にちょっと話しかけてみたぞ。あー、ドキドキしたぜ。


中央環状線品川シールド工事




首都高ハイテク換気所でプレミアム見学会【地下トンネル編】 [首都高]

換気所をじっくりと見たあとはいよいよ山手トンネルに潜入だ。

完成したトンネルもいいけど工事中の現場のほうが構造物のハードと技術者や職人のソフトを一度に見れるプレミアム感がある。工事真っ最中でミキサー車などが次々に通り過ぎる忙しい現場をわざわざ見学させてくれてホントありがたい。

本線にはいった地下ポイントは初台南出入口
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トンネルはシールドマシンがセグメントと呼ばれるリングをバコバコはめ込んで作ってある。セグメントは鉄筋コンクリート,鉄,ダクタイルの3種類あって用途ごとに使い分けていて換気所や非常口など重量物があり強度が必要になとこはダクタイル,出入口などセグメントを開削するような場所は鉄,それ以外はRCセグメントのように適材適所なのだ。

先の見えない地下深くでシールドマシンは位置は非常口だからダクタイルね。ああ,ここはRCだ。っと自分のしっかり己の位置を知っている。GPSとか使ってるんだろうけど興味のあるシステムだ。
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トンネル内のセグメントは耐火パネルや耐火モルタルで火災時からセグメントを守る。1200℃の高温にも耐えられる優れもので職人さんが手作業でひとつひとつ取付ている。
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トンネルにはもちろん非常口もある。
非常口の内部に入ってみると通路はまだセグメント丸出し。
このセグメントはいちばん強度のあるダクタイル。
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トンネル上部から吸い込んだ空気はここを通って排気口に導かれる。
上のダクトとくっつくまえ。覗いたけど暗くてよくわからなかった。
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山手トンネルは技術だけがハイテクなワケではない。ユニバーサルデザインで人に優しいトンネルでもあるのだ。まずこれ。消火栓にレッドラインが見えるだろう。よくみると一方だけにペイントされている。
そのワケは走行中に見える方向にも消火栓とわかるための工夫だ。
このように意識しないのに便利になってるのがユニバーサルデザイン。
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開通している山手トンネルを走ると非常口などの大きいサイン,読みやすい文字,わかりやすい標識,安全な非常電話など従来の高速道路と比べるととあきらかに違う感じ。
なんだかわかんないけど走りやすい。これこそユニバーサルでデザインの神髄。やるな首都高。


しばらく歩くと富ヶ谷出入口に到着した。
写真だとわかりにくいが2本のシールドトンネルがつながっている広い地下空間だ。
ここは『太径曲線パイプルーフ工法』という最新の工法で施行された。地上から掘り返せないこの場所でアイディアと技術で形にしちゃうとこがスゴいぜ。
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予定していた地上へ向かう富ヶ谷出入口が工事のため別の出口まで歩くことに。
さらに奥の神山町換気所に向かう。地下トンネル体験の延長でラッキーだ。
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奥にはミキサー車がテーブルの上に乗っかってた。このテーブルは回転機能を搭載したターンテーブル。ミキサー車が本線で反転できないからこの装置を使ってターンをかますのだ。
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コンクリートの打設中でたくさんの職人さんがお仕事中。
どんだけ機械化が進んでもやっぱり職人技が随所に必要だそうだ。仕事中にお邪魔しました。
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作業員が一丸となって来年3月にむけてがんばってました。
このさきも無事故無災害でご安全に。
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富ヶ谷出入口からしばらく歩いたところで本線から扉ひとつはいるとそこはどっかでみたことある光景だ…。
あっ神山町換気所だよ。昨年の首都高講座で講座を受けた場所。
静かに稼働のときを待っていた。
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階段を上がって地上に戻りプレミアム見学会は終了だ。
じっくりと写真を撮りながら大プロジェクトの一端を堪能できた。

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首都高スタッフのスキルの高さには驚いた。
いろいろと質問したのですがすべて完璧以上の答え。分かりやすく教えてくれました。
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見学をして巨大構造物ってことに注目しがちだったけど多くの人達が日の当たらない地下で埃にまみれながら働いている姿をとてもカッコよくおもった。
工事現場という安全管理のシビアな所に一般で潜入させてくれた首都高のみなさんに感謝です。見学中,カメラのファインダーばかり覗いてるオレらの安全に気を配ってくれた首都高スタッフさんありがとうございました。

場所の都合(?)で最後に質問コーナーがなかったのは残念。
いっぱい用意してたんだけど途中でもっと質問しとけばよかった。

あとブロガー限定見学会のときはみんなのブログを教えてくれるといいかも。
どっかで会ってますよね?な方が多かったけど見学に夢中すぎて話せなかった。
意外と狭いセカイなのかも。

次回のプレミアム見学会の招待を心待ちしています。