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団地の研究所に行ってみた!UR都市機構の特別公開 [おとなの社会見学]

UR都市機構の技術研究所で年に一度の特別公開。
ばっちり調査してきたぞ。黒枠の写真はカーソル載せると変わるからな。

UR都市機構の技術研究所、今年のテーマは


集合住宅歴史館の見学はもちろん、振動実験棟や風洞実験棟も公開だ。
「団地の研究所」を研究所員自らが案内する3つのガイドツアーも用意されてる。
天気もよくて、たくさんのひとが団地の研究所を見に来ていたぞ。
見学者は圧倒的に大学生が多い。どこの大学だろ?あとは子ども連れの家族とペアが少数。さらに少数なのがマニア風なソロ(オレのことかも)。
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UR都市機構技術研究所にいってみると、受付からすごい丁寧で好印象だ。
受付でパンフレットといろはすをもらった。
さてと。ガイドツアーの申し込みにいこう。3つあるツアーのうちAコース「集合住宅の住まい方変遷ツアー」に参加しようとしたら既に満員…。B、Cコースは余裕があったからきっとAコースの集合住宅歴史館が人気なんだな。
第二回の配布時間までうろうろしにいこう。

受付のそばにあった眺望カメラシステムをいじくってみる。技術研究所のシンボル的な超高層住宅実験タワーのうえにあるカメラで北八王子駅や中央高速の超近場から富士山や東京スカイツリーなど遠くのランドマークも見渡せる。(ようだ。)
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振動実験棟にいってみたぞ。
ここでは、大地震動体験として東北地方太平洋沖地震と兵庫県南部地震を三次元振動台実験装置で体験できる。三次元振動台実験装置とは、揺れを前後左右だけでなく上下も再現できる装置で普段は、建具や家具などをのっけて加速度や変位を測定している。今日は特別にひとが乗れるのだ。
大地震動体験なのだがすげー揺れた。あんなに地面が揺れたんだと思うと恐ろしい。それぞれの揺れの違いもしっかり判った。どっちもコワい。
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漏水探索体験。なかなか面白い体験だ。
茶色レンガの下に1カ所だけ水が漏れてる箇所を探査機をつかって探す体験。わずかな音の違いを聞き分けて漏水してるとこを探るのだ。
聞いてみるとだな。水の流れているコォーコォーって音が聞こえる。ん?ん?ぜんぶココって聞こえるんだけど…。1カ所だけほんの僅かにデカい音でコォーコォーって聞こえるけど、もしやココ?自信まるで無しだったけどレンガをめくってみると水がちょぼちょぼ漏れてやがる。どうやら漏水探索成功だ。フフフ。余裕だぜ。探索体験の参加賞はLEDライト。シンプルで使いやすそう。いいのもらった。
実際にはもっと深くて複雑な環境で調査するから難易度はS級。どんなに難しい環境でも漏水検知の達人はまず間違えないそうだ。さすがだぜ。


ダウジングに使った相棒はFUJI TECOMの新型漏水探知器(左)。
新型ノイズカットデジタル式の最新モデルで周囲のノイズをカットして漏水音を音とデジタル数値で表示してくれる頼もしいやつ。
右側は、職人モデルで信じるのは俺様の耳のみ。ノイズのりまくりでも漏水音を自分の耳だけで聞き分ける職人のみが使うことを許される軽量モデルなのだ。
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第二回のAコース「集合住宅の住まい方変遷ツアー」に参加したが期待が大きかっただけにちょっとイマイチ感。集合住宅歴史館が詳しく見たかった。よって報告はなしだ。

ツアーで十分に見れなかったので、個別にじっくり見にいった。
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集合住宅歴史館はその名に相応しくいろんな団地モデルがあって楽しいぜ。残念ながらスターハウスはない。
団地だらけの歴史館では見どころ撮りどころがたくさん。大学生達も写真を撮りまくってた。ここも記念撮影のポイントになるくらい。ハイポーズ。
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集合住宅歴史館で見逃せないのがスキップフロア方式のエレベータ。
晴海高層アパートから移築されたエレベーターで1、3、6、9階にしか停止しない。だからボタンも1・3・6・9なのだよ。
2階の人は円形階段を使って部屋に入る。集合住宅歴史館の写真に写っている円形のコンクリートのがそれだ。



密かに収集している団地案内図が2つもある団地の研究所。
晴海高層アパートと東鳩ヶ谷団地の案内図が保存されている。こうやって建て替えのときは保存してくれるといいんだけどなぁ。



ちょうど最終のガイドツアーの時間だったからCコース「環境とまちづくり技術ツアー」に参加してみた。この時間になると参加者も少なくなってくる。

Cコースの始めは、環境共生実験ヤードでピオトーブを見学。
参加者が網を持ってお池をハンティング。なにか生物が採れるようだが何も採れなかった。そこでビオトープ・ハンターのURスタッフが自信満々で手本を見せてくれのだが…。アレ?何も採れてないじゃん!軽妙なトークと同じく、すべりまくりである。
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メダカの名前の由来も教えてくれた。「目が高いとこにあるからメダカ。漢字だと目高と書くのだ。」と熱弁。ほんとか?ホントでした。疑ってすまん。
URは、お堅いイメージがあったけど面白いスタッフの軽妙な案内でピオトーブを楽しく理解できたぞ。ありがとう。
都会では身近なところに池などがないから生物を目にする機会がすくない。団地にこういったビオトープがあって子ども達が自然の中にいる生物を見れる環境ができるのはいいことだな。


次は、路面温度低減効果実験。
いろんなタイプの路面で温度を下げるための実験をしている。路面の種類は、通常透水遮熱消熱保水と見るからに涼しそうな路面もある。
実験結果は、遮熱が1番温度が低くて気温+5℃。通常と透水は+15℃とかなり温度差がある。実際に路面を触ると全然、暑さが違う。暑いだ冷たいだ言ってるのはオレだけだったぜ!

温度を低減させてヒートアイランドをなんとかしれくれよな。



ガイドツアーの最後は風洞実験。
100mを超す高層タワーを建築するときは、ビル風などで周囲の環境に与える影響を調べる必要がある。そこで登場するのがミニチュアの街。小さいけどリアルな街を作って風の影響を調べる。風は向こうから風が吹いくるぞ。
このミニチュア・シティーはターンテーブルになっていて360度くるくる回すことが出来るからあらゆる方向からの風を調べることが出来るのだ。


1時間のガイドツアーはあっという間だった。
Cコースは人気薄でだったが面白いガイドツアーでひとつも外しなし。Bツアーはいってないけど、たぶんガイドツアーで1番面白かったと思うぞ。一緒に参加したひとは淡々としてたけど…。

見学にはおなじみになっている質問とその答え。
あちこちでたくさんのスタッフに質問してきた。みんな快く答えてくれたぞ。

Q:漏水検査をしてるとこはテレビでしかみたことないが?
A:夜に作業をしているからだ。

Q:内緒の作業なのか?
A:いいや。夜は騒音がすくないからだ。

Q:道路の漏水もURの仕事なのか?
A:いいや。水道局だ。

Q:あのトンボはなにしてるんだ?
A:おお。卵を産み付けてるぞ。

Q:風洞実験で使うミニチュアはGoogle Earthを見て作るのか?
A:参考にはするが、現場確認や建築計画書などを様々な資料を使う。

Q:自分たちで作るのか?
A:いいや。プロモデラーが作る。

Q:安いのか?
A:電気自動車1台分だ。

Q:制作に時間はかかるのか?
A:かかる。風洞実験の時間のほうが短時間だ。

Q:風洞実験のことまでどうやって運ぶんだ?
A:自分たちで持ち上げる。2人では無理だ。

Q:あちこちの施設はいまも使っているのか?
A:はい。使っています。
  見学や公開のための施設もあります。


どのスタッフもめちゃめちゃ親切丁寧。独立行政法人と聞くと“仕分け”のせいで悪いイメージがついてしまっている感じがするがJAMSTECといいUR都市機構といい独立行政法人は対応がすばらしくて見学していて気分がいいぞ。
UR都市機構 技術研究所では、年に一度の特別公開の他に予約すれば施設の見学ができるそうだ。興味があったら見学してみてくれ。


他に見つけたブログ記事。
アトリエ Nao:UR技術研究所・特別公開01
マダムのぬるま湯生活 UR都市機構 技術研究所、特別公開

タグ:UR都市機構