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墨田区の地底40mでシールドマシンが完成間近 [おとなの社会見学]

「浸水対策強化月間」のイベントで開催された隅田川幹線工事見学会に参加してきた。発進前のシールドマシンを見学できる滅多にないチャンスを見逃す手はない。ぴっかぴかのシールドマシンをみてきたぞ。
シールドマシンとはトンネル掘進機で地底深くを掘り進むモグラマシーンだ。お披露目されたシールド掘進機は外径5500mmの中堅クラス。
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見学会の会場に行ってみると誰もいねー。
貸切りと思っていたら既に始まっていて現場事務所で浸水対策事業の説明をしてるみたい。蔵前ポンプ所の見学会でゆっくりしすぎた。説明が終わるまで待機だ。

実物大の模型が置いてあるぜ。と思ったらホンモノ。
シールドマシンの上部のパーツで本当は見学会の日には完成しているハズだったんだけど一日遅れてしまったそうだ。
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おお。設計図だぜ。シールドマシンのスペックが丸判り。
クリックするとデカイ画像になるぞ。
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062203.jpg裏込め材の説明。
シールドマシンで掘った穴と組み立てたセグメントの隙間にセメントとかを注入して地表の沈下防止や土圧を均等したりするための作業でシールド掘削にはかかせない。すぐに隙間を埋めないと地面が沈下しちゃう危険があるので裏込め材には10秒かからずに固まる魔法がかかっている。実際に見せてもらうとあっという間に固まった。現場スタッフのデモンストレーションは非常に判りやすかった。


発進立坑の上から覗き込むとシールドマシンが底にいた。右のオレンジ色の箱はエレベータで地底まで連れて行ってくれるぞ。立坑の深さは41mで結構深い。ちなみに昇降サウンドは「インディージョーンズのテーマ」いいセンスだ。
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ズームアップ。
右側がシールドマシンの前部で青いところが地中を掘り進むカッターフェイス。黄色の米粒みないなのがカッタービット。
金色の帯は中折れ機構でマシンを地中で曲げるための仕組み。かなり曲がれる構造になっている。
左側が後部になってセグメントを組み立てるエレクターやマシンを押し出すジャッキがある。組み立てが遅れたおかげですごいよく見えるぜ。
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ジョーンズ号は1分くらいで地底まで運んでくれる。
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残念ながらカッターフェイスを正面からは見れなかった。
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潜り込んでカッターフェイスを撮ってみた。
隅田川幹線工事では3kmを一気に掘削するのでカッタービットを工夫している。
まずは素材を硬化タングステンにして耐久性をアップ。あとはカッタービットの二段構え。段差をつけておくことで摩耗したら新しいカッタービットが掘削をする。いろんな工夫をすることでビット交換なしで長距離掘削を実現しているのだ。
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立坑では思っていたよりもゆっくりとシールドマシンを見ることができた。
他の見学者はすぐに飽きたようで早々に地上へ。

好都合だ。いつものように質問しよう。東急建設の現場スタッフはどんな質問にも的確に丁寧に答えてくれてプロフェッショナルを感じた。

Q:シールドマシン後部にあるブラシは何だ?
A:テールシールブラシだ。
  止水のための仕組みでコレのおかげでシールドマシンの内部へ地下水が入ってこない。通常は2弾だがこの現場は地下40mと深いので3段シールになっている。

Q:姿勢制御はシーケンサで制御をおこなっているのか?
A:いいや人だが。ジャイロ,測量を基にジャッキを人が操作する。

Q:セグメントはRC(鉄筋コンクリート)か?
A:そうだ。ただ発進してすぐの箇所はスチールを使う。

Q:この立坑は埋め戻すのか?
A:いいや。巨大なマンホールになる。

Q:すごい曲がりそうだか?
A:その通りだ。中折れ機構はR20とR50に対応している。
  左をよく曲げる設計になっている。

発進してしまえばカッターフェースはもう見れないので貴重な見学ができた。
シールドマシン発進後にも工事中のシールドトンネル見学会を開催してもらいたい。


蔵前水の館の地下でリアル下水道をみた [おとなの社会見学]

下水道局では6月を「浸水対策強化月間」としてポンプ所施設や建設工事現場の見学会を開催。そのなかで,まず蔵前ポンプ所を見に行ってきた。
あとで知ったんだけど蔵前ポンプ所は都内で唯一『リアル下水道』を見学できる施設。
そのリアル下水管は浅草橋幹線といって内径6.25m,全長は5.8kmの大きな下水道管。
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実はリアル下水道を見学する気はまったくなくてうっかりみてしまったのだ。
下水道のイメージは,薄暗い地下で気が遠くなりそうなニオイの中にう○こが流れている…。嗚呼。そんなとこは非日常すぎておとなの社会見学レベルを超えています。と敬遠してた。ポンプの見学だけしようと思っていたんだけど平日の真っ昼のせいなのか蔵前ポンプ場はスタッフが9割。ふらふら歩いていたら時間を持て余しているスタッフにプレスをかけられて,ついつい行ってみたら迂闊にも
リアル下水道

の見学が始まってしまったのだ。
蔵前水の館は地下施設。階段をずーっと降りていき下水道を掘削したシールドマシンの説明やマンホールの種類などのパネルが展示されてるフロアで説明を受ける。
透明なマンホールみたいなのがあってご覧くださいと言われても,繰り返すけど下水道という薄暗い地下で気が遠くなりそうなニオイの中にう○こが流れているとこは見たくないよぉ。完全にビビりながら覗き込むとただの濁った水が流れてる。なーんだ。さすがに一般の見学者には見せないよね。
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地下好きなんだけどこちらはご遠慮したい。満足したので地上へ戻るぞー!っとおもっていたら更に地下へ案内されてしまう。マジで?もう満足ですが…。
地下に降りるにつれて空気もどんより重たい感じに。(←気のせい)

目の前にデカイ配管が天井から床下へと貫いている。
「ここがドロップシャフトです。窓から中を見てください。水が螺旋を描いているのが判ります。」と言われましても…。う○こが回転して流れている絵を見るのはチョット…。今晩うなされてしまうよ…。

尻込みしたんだけど,もしかしてスタッフは雨水っていってる?汚水じゃなくて雨水?
ドロップシャフトを流れてるのはう○こじゃないのかよ!始めにいってくれ。
どうやら下水道=う○こというのは完全に誤解だった。オレが常識知らずなのかもだけどそう思っている人も多いんじゃないのかな?
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で,リアル下水道が一番始めの写真だ。
ニオイは想像していた1/100位で真夏のゴミ捨て場より全然におわない。意外だ。
水はゆっくりと流れていて例のヤツはいない。なだらかな勾配がつけてあって自然に流れるような仕組みになっているそうだ。


すっかり安心してドロップシャフトの説明を読んでみる。
落差のあるところへ水を落とすと衝撃で下水管を痛めてしまうので螺旋状に回転させながら流すことで衝撃を和らげる仕組みのようだ。首都圏外郭放水路と同じような仕組みを使っている。
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本当の目的だったポンプ場の見学に向かう。
大きめの部屋にポンプがズラリと並んでいた。
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発電機1号。
といっても今は2号はいなくてコレから設置する予定だそうだ。
ポンプを稼働させるには結構な電力が必要で電力会社からだけでなくて自分たちでも発電しないといけないみたい。下水道局が実際にポンプを動かさないといけない状況は年に数回だけど試運転などのメンテナンスがあるから東京都の電力のうち結構な電力を使っているみたい。
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発電するためのタービン。
ジェット機のエンジンをもとにしているいかついヤツなんだけど燃料は灯油だ。なんか親近感がもてるぞ。
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発電するためのタービン。
ジェット機のエンジンをもとにしているいかついヤツなんだけど燃料は灯油だ。なんか親近感がもてるぞ。
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お土産もいただきました。
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下水道と聞くと敬遠しがちだけど,今回,見学してみて生活にはかかせないインフラということを実感した。下水道=う○こという誤解も解けたしな。
近年,多発しているゲリラ豪雨による浸水被害などにもばっちり取り組んでいることも判った。機会があったら見学に行って当たり前のありがたさを実感してみてほしい。

下水道局のみなさんどうもありがとう。
見学会は土日に開催してくれるいいんだけどな。

越前三国町のステキ建築『旧森田銀行本店』 [近代化遺産]

福井県の坂井市三国町にある旧森田銀行本店。最近知った近代建築だ。

まずはいつものようにホレボレするような写真の数々を貼付けとく。
あ、いやモデルがいいのだ。モデルが。
旧森田銀行本店は1920(大正9年)年に竣工した建物で西洋建築が円熟してきた次期なので抜かりなくステキな建物になっている。設計したのは山田七五郎で横浜市開港記念会館や長崎県庁も手がけた人。
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銀行建築によくあるオーダーがドドーンと立ち並ぶ威圧的で重厚な造りではなく軽やかなシンメトリーな造りになっている。煉瓦造り?じゃねーな。アヤシイ積み方だ。と思っていたらやっぱりタイル貼り。
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大理石の社名。
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中に入ると広い空間。欅(ケヤキ)の1枚板で作られたカウンターが存在感ある。
今日は広々しているけど催事があるときはカウンター内がいろいろと賑わうらしい。建築好きとしては催事がないときで広々と眺められてラッキーだったぜ。
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つーか,すげぇ。正直あまり期待していたかったんだけど想像を超える上質な建物で嬉しくなる。館内に唯一あるイオニア式のオーダーは大理石に見えるが実は左官職人によるマーブル仕上げ。まさに職人技。天井の漆喰も見事な造り。
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銀行と言えば金庫。旧森田銀行本店も竹内製造の金庫を使っていたようだ。竹内製造は金庫のパイオニアで八咫烏(やたがらす)がエンブレム。
扉だけの金庫だったけど奥にあった金庫スペースは今は駐車場になっているとスタッフの方が教えてくれた。
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重役室にある大理石のマントルピース。
派手な装飾はないシンプルな造りだが重役室のアクセントになっている。
窓の下の装飾も見逃せないぞ。
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階段の手すりも抜かりなく立派な造り。
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二階の回廊。
残念ながらぐるっとひと廻りはできなかった。
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貴賓室。
床は木を合わせて作られた寄木張り,腰壁は象嵌(ぞうがん)で作られてる。大正モダンの雰囲気が感じられる品のいい部屋になっている。
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旧森田銀行本店は小さいながらもいいとこが詰まっていて見どころがある近代建築だ。近代建築好きにはオススメ。館内に見どころマップがあるから見ながら見学しよう。時間があるならスタッフに案内をしてもらうといい。いろいろと気がつかないことを教えてもらえる。
また見にいくぜ。今度はちゃんと案内してもらお。


旧森田銀行本店
〒913-0045 福井県坂井市三国町南本町3-3-26
電話:0776-82-0299
開館時間: 9:00~17:00
休館日:毎週月曜日
入館料:無料

タグ:大正ロマン

タワーズスタンプラリー。セントラルブロック制覇 [タワー]

All-Japan 20タワーズ スタンプラリーのセントラルブロック制覇
日本海側の福井県の東尋坊タワーと富山県のクロスランドタワーをはしごしてきた。

0605_tojinbo.jpgまずは東尋坊タワー
東尋坊タワーと名がついているけど東尋坊まで離れていて期待していくと残念な気持ちになるタワーだ。竣工は昭和39年で歴史あるタワー。というと聞こえはいいが老朽化が激しい。スタンプ帳の写真はいったい何年前なんだ…。
アクセスは車がベスト。そこで気をつけることがあるぞ。駐車場の呼び込みには気をつけろ。呼びこまれていくと駐車代が¥500かかるぞ。奥に無料の駐車場があるからそこに停めてそのお代でホタテ焼きを食べよう。

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ロケ地難度★☆☆。
あっけなく見つかる。
スタンプは展望台にあった。


0605_crossland.jpg次は富山県のクロスランドおやべにあるクロスタンドタワー。
クロスランドタワーはみどりに囲まれたタワーで周囲は家族連れで賑わっていたぞ。入場券を買ってエレベーターのとこでスタンプを押す。ここで
セントラルブロック制覇
制覇を告げて達成認証タワーにサインしてもらう。認定証とは別に達成の記念としてクロスタンドタワーのテレフォンカードをもらった。
思ったんだが達成認証をするタワーは選んだ方がいい。記念品のグレードが違う気がしてならない。誰か他のタワーでどんな記念品もらったか書いてないかな?



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ロケ地難度★☆☆。
こっちもあっけなく見つかる。
クロスランドタワーの展望台には他のタワーを紹介する手作りの冊子が置いたあったりパネルがしっかりしていたりとタワーズの広報的存在。今まで知らなかったタワーが載っていたりとタワーファンは見逃せないぞ。

All-Japan 20タワーズ制覇まで残り7タワー

にっぽんタワーめぐり (イカロス・ムック)

にっぽんタワーめぐり (イカロス・ムック)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: イカロス出版
  • 発売日: 2010/02/25
  • メディア: ムック



タワー―内藤多仲と三塔物語 (INAX BOOKLET)

タワー―内藤多仲と三塔物語 (INAX BOOKLET)

  • 作者: 橋爪紳也
  • 出版社/メーカー: INAX出版
  • 発売日: 2006/06/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



水をガブガブ呑む龍『いろは呑龍トンネル』 [おとなの社会見学]

土木学会関西支部と京都府が企画した土木見学会に参加してきたぞ。

まず土木見学したのは「いろは呑龍トンネル」
のむりゅうじゃなくて「どんりゅう」って読むぞ。
水を呑む込む龍をイメージして呑龍トンネルと名付けたようだ。

呑龍トンネルとは寺戸川流域の浸水被害を軽減するために地下に設置された雨水貯留施設(地下トンネル)で「ハイブリッド式親子シールドによる長距離掘進」という面白い掘り方をしているシールドトンネルだ。一部は稼働していて浸水被害を激減させる効果がでている。
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立坑を上から覗いた図。うっひょーたっけーぜ。
こっちはシールドマシンの発進立坑で到着立坑はもっと深いそうだ。
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下から見上げたダイナミックな光景。
左側に見える黒い配管が地下に貯水した水を汲み上げるための配管だ。
ちょっと見えにくいけど写真のど真ん中にあるプレート(階段のとこだ)が満水水位でそこまで水を溜めることができる。水がたまった絵を想像するとちょっとこええな。
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シールドトンネルというとまっすぐな直線をイメージするんだけど呑龍トンネルは曲がりまくり。曲がっているワケは道路の下にシールドトンネルを掘っているから。やっぱり民家の下は掘れないそうだ。カーブがキツくなるとセグメントの幅がせまくなる。セグメントってのはシールドトンネルの壁のことで呑龍トンネルはRC(コンクリート)セグメントを使っている。
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直線部分のセグメントと比べるとこんな感じ。
曲線の部分は幅狭のセグメントを使ってカーブをつけていく。これだけ狭いセグメントだと一日あたりの掘進距離はごく僅かだそうだ。
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珍しい光景にみんな写真撮りに余念がない。
そんな中,一番余念がなかったのがオレ。最後尾でノロノロしてたんだけど土木学会スタッフもしょーがねーなーって感じで待っていてくれた。どうもありがとう。
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子シールドトンネル地盤改良して凍らせてから掘った穴。
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スタッフの左手にあるコンクリートの壁は土砂を塞き止める役目。
水が流入するとやぱり土砂も一緒に入ってくるのでここで塞き止めるのだ。
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さっきの満管水位のとこだ。
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立坑の様子は監視カメラでモニタされている。
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地上にでて立坑の上から覗き込むと…。
オレシルエットが見えた。2人いるのがわかるか?
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たまった水を汲み上げる川がすぐ脇を流れている。
意外と水量が多いけど放流するときはちゃんと確認してからするから安心だ。
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まいどのことだがスタッフにいくつか質問してみたぞ。

Q:なぜ水がたまっているのだ?
A:天井を見てくれ。雨が降ると立坑から水がたまるのだ。

Q:満水になるとどうなるのだ?
A:ゲートをしめて雨水が流入しないようにする。

Q:満水にならないようにポンプを動かして排水をしないのか?
A:しない。河川に状況をみて安全に排水するためだ。

Q:満水になったことはあるか?
A:ない。2010年に83%まで貯留した。

Q:泥は貯まらないのか?
A:たまる。コンクリートの壁で土砂を塞き止めて取り除く。