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辰野金吾のアールヌーヴォー。旧松本健次郎邸 [たてもの博物館]

九州重要文化財めぐり第二弾はアールヌーヴォー様式の旧松本健次郎邸。
設計したのは東京駅や日本銀行などを作った辰野金吾だ。
今は西日本工業倶楽部の所有で年に2回一般公開される。

なんとなく耳にしたことがあるアールヌーヴォーってのはなんだ?とウィキペディアで調べてたらアールヌーヴォーとは曲線を多用した様式で円弧がデザインのモチーフになっているようだ。いろんな洋館を見てきたけどアールヌーヴォー様式は初めてだ。

まずは正面から。濃緑が鮮やかなハーフティンバーな外観。
今まで見てきた辰野金吾とは全然違うぞ。どんなになってるのか楽しみだ。
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中に入る前に裏手に回ってみた。こっちもスバラシ。
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こちらは応接室。
木をふんだんに使っている温かい雰囲気だ。腰壁はかなり高い。
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ダイニングルーム。
曲線が多用されたアール・ヌーヴォーな部屋。シンメトリーになっていて美しい。
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食器には松本健次郎のイニシャルKMが。
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階段室には和田三造デザインのタペストリーとステンドグラス。
3枚並んだステンドグラスが洋館の華やかさを演出している。階段の装飾は飾り気はないが小気味良い作りだ。
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思っていたよりシンプルな2階で右奥の扉の向こうはすぐに和室になっていた。
洋室と和室の間にスペースが無いのでちょっと違和感あり。辰野金吾の師であるジョサイア・コンドルは旧古河邸などでは違和感なく設計していたのはさすがなんだな。
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和室の中のマントルピース。シュッとまとまってるぜ。
違和感あるとか言って悪かったよ。
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陽の光をたっぷりと取り込んでとても明るい。
2階ではアール・ヌーヴォーをあまり感じない。
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棟札(むなふだ)には辰野金吾と片岡安のコンビ名がしっかりと残ってる。
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2階で見つけたアール・ヌーヴォー。
照明のとこがアール・ヌーヴォーデザインだった。
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マントルピースにはTOBATAの刻印レンガ。戸畑耐火煉瓦製造のなのかな?
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マントルピースの装飾。
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1階大ホールに鎮座するアール・ヌーヴォーなマントルピース。すごいゴツくて存在感ありまくり。旧松本邸の中で一番豪華なマントルピースとなっている。
コンサートの椅子が前に置いてあってじっくり見てると通りの邪魔になってしまう。でもって正面からうまく撮れないのが残念だ。
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洋館の一般公開でありがちな残念ポイントが「見どころにパネル」
1枚目と2枚目の写真もそうだろ?端に寄せとくとかもうちょっと気を利かせてもらいたい。つーか,どまんなかにパネルを置かれるとひたすら読み続ける人が続出で写真撮りにはヤレヤレ…となるのだ。


一番ステキだった書斎。
書籍棚とマントルピースの曲線っぷりが絶妙なバランスでまとまっている。
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こぶりな鏡もイイカンジだ。
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出入口の扉の装飾とあわさってモアベターな装飾。
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アール・ヌーヴォーを知らないまま見はじめて,見終わっても「なんかすごい」て終わってしまったんだけど今までたくさん見てきた辰野金吾の設計とぜんぜん違ってた。新しい一面を見れた気がしてとても楽しかった。ずーっと見たかったので感激したぜ。

洋館好きにはもちろん,そうでなくてもなんかステキと思える洋館だから機会があったら是非とも見学してほしい。見学したくなったら年に二回の一般公開を逃さないように西日本工業倶楽部をチェックしておこう。



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