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『大橋ジャンクション』のフルコース。【後編】 [首都高]

大橋ジャンクションを巡った【前編】の続きを報告する。
【後編】は地下深くシールドトンネルに潜るぞ。

1階のジャンクションを左回りで地下にむかって歩いていく。新宿方面から渋谷方面に向かうループで開通すると向こうから車が向かってくる感じだ。たぶん。
この段差はなんだろう?
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ポイントA



しばらく歩くとシールドトンネルが見えてきた。
アンダーグラウントな感じにわくわくするぜ。
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ポイントB


シールドトンネルがすぐそこに見えてきた。
なんとなくちっさく見えるけどトンネル経は12.65mもある。1/3は下に埋まっていて見えないのだ。下には排気・送気のダクトがありシールドトンネル内の空気を循環させる仕事をしている。つーか,ここってもしかして大橋立坑じゃね?
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ポイントC 外回り


2年前(右)と1年前(左)の大橋立坑の姿。
右写真が回転したシールドマシンが下のシールドトンネルを掘る準備をしてるの図。
赤茶色したドカンみたいな筒がシールドマシンだ。
左写真が掘り終わって穴が開いてる図。つーことはだな…。
121423.jpg上の穴の横が今立ってるとこっぽいぞ。写真だと宙の上ってことになる…。つまりここはシールドマシンを回転させたバカでかい大穴の跡地のようだ。


今日はシールドトンネルにも入れちゃうプレミアム見学会。
あっけなく入っちゃったけど貴重な体験だ。
セグメントはすっかり化粧されて色白になっていた。壁一面に貼られてるのは耐火パネルで1200℃以上の温度にも耐えられる。もし火災が発生してもセグメントに被害がないようになっている。壁面にへばりついてる配管は完成時に安全を守る色々な設備のためのもの。火災を消火する水噴霧設備,トンネルを照らすLEDライト,走行を監視するテレビカメラ,情報を伝えるスピーカーなどだ。
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ポイントD
ちなみにトンネルのてっぺんに見える四角いのが排気ガスを換気所に送る排気フリュー。道路の一番下に開いてるのが送気のダクト穴だ。


トンネルの奥には優雅な曲線美。S字がたまんなくかっけー。
よく見ると上下左右にくねってないか?こんなことができるのは大橋シールドを掘削したシールドマシンが中折れ式で左右3.2度、上下0.5度曲ることができるからだ。中折れってのは胴体の真ん中がちょっと折れ曲がるってこと。
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ポイントE 外回り


脇にある螺旋階段でさらに地下へとぐるぐる降りる。見下ろすと結構深いぞ。
この階段はシールドトンネルの上線と下線をつなぐ非常階段。普通のトンネルならば左右に並ぶが大橋シールドはトンネルが上下構造になのでこのようなシステムなのだ。みどころポイントのひとつである。
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せっかくの螺旋階段を隊列から遅れ気味だったこともあり急いで降りてまった…。
螺旋っぷりの写真を撮り忘れちゃったよ。もったいねぇ。
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ポイントF



地下に到着して本線に出てみると奥には赤と黒の柱がある。これは将来,品川線との合流ポイントだ。接続するときにスムーズに工事ができるようにしているそうだ。
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ポイントE 内回り



無機質な光景が広がっていてトンネルの先はどっか違う時空になっちまうんじゃないか?というくらいSF的で荘厳な雰囲気さえする。そのためか序盤は写真をガシガシ撮っていた参加者も神妙な面持ちでもくもくと歩いてる。ん?もしかして,たくさん歩いて疲れただけ?
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ポイントG


シールドトンネルを抜けた先がここで3枚目の写真のちょうど真上にあたる。壁面には1R(リング)の印が。シールドマシンは松見坂立坑から大橋立坑に向けて掘削したはずなんだけどなぜかここが1リング。なんでだろ?
シールドマシンは掘り終えると胴体がトンネルの一部になることもあるんだけど大橋シールドくんは抜き出して解体されている。
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ポイントC 内回り



この分厚いコンクリートはシールドマシンが再発進するときに反力としてつかった壁。
シールドマシンは前に進むときに自分で組んだセグメントを支えにして進むんだけど発進のときはセグメントがないからこのような壁を支えにして発進したのだ。
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ポイントH



この部分は開削工法のポイント。開削ってのは地上からガシガシ堀って作ったってこと。なんでわかるかというと形状が違う。
トンネルが四角いなら開削,丸ければシールドなのだ。
中央環状線が開通した通るときに気にしてみようぜ。(今,開通してるとこでも見れる)
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参加者に配られたパンフレットの中に『大橋ジャンクション工事ガイド』という冊子があった。前回もらったと思っていたら,おっとver.2だぜ!
ver.1より分厚くなって紙も上等になってるじゃないか。肝心の内容は工事についてイラスト・写真を惜しみなく使い各工事ごとに詳しく書かれていて興味深い。一部の参加者(何回も来てるオレとか)にはバイブル的存在だ。勝手に公開するのはまずそうなんでやめとくけど首都高ページでPDFとかにして公開すればいいのに。


現場という日常の舞台裏でどこでも撮ってよしの自由時間スタイルの見学会を何度も開催してくれた首都高さんには感謝です。今後も工事真っ最中の品川線や横浜環状北線などで見学会の開催を期待してます。

大橋ジャンクションでは首都高講座で須長さん,田中さん。プレミアム見学会で高橋さん,平井さんに隈なくいろんなとこを案内してもらえて詳しくなりました。どうもありがとうございました(もちろん他のスタッフさんも)
道路に赤と青の行先ペイントや速度標識,非常設備ができあがった頃にもう一度じっくりと見せてもらえるといいなぁ。ご連絡お待ちしてます。

調査報告は以上だ。


一緒に参加した皆さんを再び勝手にリンクしてハブ・ブログになってみたぞ。
参加者それぞれ見てるところや撮ってる写真が違っていて興味深い。

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後編も参考までに写真を撮ったポイントの地図を添付する。
写真下のポイント◯ってとこ。
まるっきり地下なので座標が思いっきりずれてるかもだけど雰囲気ってことで。
jct_map_b.jpg


大橋ジャンクションを見学してみたいひとは開通前に一般公開を予定しているようだから是非とも見学に行ってみてほしい。首都高が本気で取り組んだエコロジーでセーフティーな大橋ジャンクションを歩けるチャンスを見逃すな。

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